「おめでとうございます。ここはまだ夢の中ですが
よくぞ闇の迷宮を克服されました」




「貴方が悪夢から解放されるのを待っていました。
理沙と絵美は辛うじて生きているといった状態で
戦うことは不可能です。
だから私達ふたりでなんとか麻弥を目覚めさせ
最後の戦いに臨むのです」



「だが、そうやすやすとはさせてくれまい。
あれほどの敵を相手にどうやって・・・」





「私をお役立てください。
マスター」




「何っ! その声は・・・」

「そう、闇の剣です。
ここは私がはじき飛ばされた異空間なのです」


「そうか、これからいよいよ最終決戦ってわけか
やってやるぜ!」


翔の視界が徐々に開けていった。
彼は自らのチカラで現実の世界への帰還を果たした。



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