ISLAND OF DARKNESS

EPISODE-3





MAYA、早く目覚めて。


MAYA、早く目覚めて。


MAYA、早く目覚めて。


MAYA、早く目覚めて。




何者かの呼ぶ声に「ハッ」と目覚めた麻弥(MAYA)。
目前に魔物が身を乗り出している。
「きゃあああああっ」
悲鳴が静かな瀬戸内海の夕暮れを裂いた。



「グワッ、グワッ、グワッ。俺は三鬼神のゴルゴーン。
闇の王子の命によりお前を抹殺しに来た。」


「なぜ・・・」

「グワッ、グワッ、そうなのだ。なぜお前のようなコムスメ相手に、
わざわざ俺がさしむけられたのか・・・、
それがわからぬ。まあ仕事はラクであるにこしたこと無いがな」


接近する魔物。
「いやあっ、来ないで!」
身体を硬直させ魔物を凝視するMAYA。
その少女の気迫に一瞬、魔物の顔面がピシッと凍りついた。

「グワッ、なんだこの気は・・・。そうか、もしや・・・」

なおも顔を歪めながら迫り寄る魔物。

「もしやお前が・・・、お前こそが我らを・・・・!!!っグワッ

魔物が今にも襲いかかりそうな距離にまで接近したその時、



「いやあぁぁぁぁぁっ!!!」

ボ ン !

MAYAの手から光りが放たれ、魔物は破裂し、粉々に砕け散った。

「グワワァッ!なんということだ。既にここまで覚醒していたとは・・・」


N E X T