「唯さん・・・・・、」 電脳空間の茜は試しに牢獄の唯に呼びかけてみた。 「ハッ・・・、誰ですか・・・? えっ・・・・、信じられない・・・、 コンピュータネットワークが話しかけているの?」 「理沙と絵美が危機なの、冴島の正体を教えてください」 「その声は茜さん・・・、覚醒したのですね、スゴイ能力・・・。 冴島の正体・・・、ですか・・・、それは属性が気体の魔物です。 だから物理的攻撃をほとんど無効にしてしまうのが特徴です」 「ありがとう、貴方ももうすぐ助けに行きますね」 その頃、音楽教室では催眠状態の理沙が冴島の餌食になっていた。 冴島の口から伸びた触手状の舌が理沙の内側をコネまわしていた。 そして興奮してきた冴島はその姿を徐々に魔物へと変化させつつあった。 「理沙さん・・・、理沙さん・・・、」 牢獄の唯は理沙が催眠状態にあるこの機会に乗じ、 テレパシーによるコンタクトを取ろうと何度も呼びかけた。 しばらくして理沙の脳波に同調することが出来た唯は 理沙の脳へ直接話しかけた。 「理沙さん・・・、聞こえていたら応えてください」 「ハッ、あんた誰?どうやって話しかけてんの? ・・・て、私、それどころじゃないの カラダが言う事聞かないのよ」 「知ってます、その催眠状態を利用して交信しているのですから」 「じゃあ、助けてよぉ」 「それは私には出来ません、 しかし、先程交信した茜さんが何かしてくれるはずです。 そのチャンスを逃さず反撃してください」 「わかったわ・・・、でも私、いつまで保つかなぁ」 「相手は霊気の化け物です、心してかかってください」 ネットワーク内ではマインが張り巡らせた防壁が次々と破られていた。 「茜さん、まだですか? サタンが最終防壁を突破しそうです」 マインの姿が痛々しい虫喰いの状態へと劣化していた。 「もう少ししのいで、 今、冴島の正体を教えてもらった所だから」 「もう本当に時間がほとんどありません、 急いでください! ハッ! もうそこまで来ているの?!」 さらにこの後、マインとサタンの絡みシーン追加してます 「MINEか、こんな所に引っ越して居たとは、 すぐに消去してやるからな・・・、スグにだ!」
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