絵美は意識を集中させ、刀が置いてある寮の自室をイメージした。 そして閃光とともに彼女の姿がそこから消えかけた瞬間、 絵美の身体は弾かれ、元の場所に引き戻されていた。 パシィィィィッ! 「ウッ、出来ない、空間移動が・・・」 刀を取りに行くことが出来ない絵美は進退窮まっていた。もう一度トライする絵美。 パシィッ!ビリビリビリビリッ 「ウウッ、・・・・・・・」 やはり跳ね返されてしまい、うずくまる絵美。 「馬鹿め、周囲をよく見回すがいい、 お前は既に私が作り出した結界の中にいるのだ、 お前が空間移動できるのは せいぜいこのちっぽけな異空間の中だけなのだ」 周囲を見回す絵美、球状に空間が歪んでいるのがわかった。 「どうやら、お前は自分の置かれた立場が おわかりでないようだな」 シュルシュルシュルシュルルルルルッ!!! 身体から無数の触手を伸ばし、 絵美の全身を捕えたメディウス。 「この結界の中では全て私の思うがままだ、 あらゆるパワーを吸収することも可能なのだよ、 ほら、こうしている間にも お前自身の力が抜けていくのがわかるだろう」 触手に絡み付かれた絵美の体操服はめくりあげられ胸の膨らみへ直に巻き付いてきた。 そして再び全身の自由を奪われた少女は今度こそ凌辱の限りを尽くされんとしていた。 「いやあああああああああっ!!!」 |
表紙のページへ戻る | 第5話へ進む |