QuickTime VR Object Page



通常、私達の様な素人がVRオブジェクトムービーを作成するには
3DCGで対象物を製作するのが普通だと思います。
なぜなら実在する対象物を根気強く何枚も何枚も撮影するのは
技術的にも気の遠くなる作業だからです。

では、私が何を使ってこのQTVRオブジェクトムービーを作ったのか
参考までにここへ書いてみました。(と言っても1997年の事です)




●当時の製作環境
マシン=PowerMac メモリ=188MB OS=Mac OS 7.5.3

●当時の使用アプリケーション
3Dソフト=Ray Dream Studio 4.1J
アニメーションソフト=Painter3.1J
QTVRオブジェクト作成ソフト=Make QTVR Object 1.0b4


Flying SAYA (256k)


↑この絵をつかんでグルングルン回してください



製作当時の戯言(苦笑】
Ray Dream Studioだけでアニメーションが作れるはずなのですが
まだ使い方がよくわかってないので
3Dオブジェクトを10度づつ回転させて36回シャッターを切りました。

その36枚のPICT画像をPainterでQTムービーに仕上げました
小さい画像をシネパック等で圧縮すると画質が荒れて汚くなるのと
枚数分の画像を全てキーフレームにしなければならないため
(QuickTime本来の威力を発揮する時系列差分の圧縮方式を使用すると
VRムービーに変換後の完成品で、変換前のムービーとは逆方向に
回転させた時、残像が残るような見苦しい絵になる)
再現性と圧縮率の高い「Photo-JPEG」形式で保存するのが妥当です。

そしてMake QTVR Objectを起動後、目的のムービーファイルをOPEN!
メニューバーのEditからAdd Object Dataを選択してできあがり。
画像枚数が36枚であれば、Preferenceがデフォルトのままで良いので
悩まずに済ませるには最初からムービーを36枚で作成するのが正解です。

そして、Save As Cross Platformで保存する以外に方法はないので
そのままセーブ。
パノラマに比べたら遥かに面倒なオブジェクトですが360度回転させるだけの
VRムービーであれば、こんなに簡単に出来上がります。
もし貴方がMac使いならば、ぜひチャレンジしてみてください。

QTVR作成のためのツールがダウンロードできるはずの場所を掲載しておきます。
http://www.apple.com/quicktime/developers/tools.html
上記のページでは「Make QTVR Object」は既に無く他のツールが入手できます。
そちらの方で制作したことはありませんので、ご容赦ください。
(何せ7年以上前に作ったわけですから・・・今じゃ保存するには、
QuickTimeをProにアップデートしなきゃならないし・・・ )



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