轟音が鳴り響き、海面が脈打つ中、
島が闇の球体に包まれ、ゆっくりと上昇を始めた。
魔界の島は完全に宙に浮き、
それ自体を包むベールが瀬戸内海の一部をも巻き込んだ。
そこは外界から閉ざされた異空間。
その異様な漆黒の球体は、
人類を滅亡へ追いやる不吉なのろしのようだった。
何者をも寄せつけない暗黒の中で、魔王復活の儀式は今、
確実に行われようとしていた。
TO BE CONTINUED...
ISLAND OF DARKNESS
「魔界島-第3章-」
最後までおつきあいくださいまして
アリガトウゴザイマス
さて、次はいよいよ第1部-最終章-「未来への選択」です。
引き続きお楽しみください